5月20日、いつもの様にパソコンをスリープから復帰させたハズなのに 画面がフリーズして動かない。
マウスもキーボードも無反応。
OS自体も無反応。
似たような状況は稀によくあったので、軽い気持ちでパソコンを再起動してみると・・・
目次
SSDが認識されない
スリープ復帰に失敗したっぽいのでパソコンを再起動してみると。
Windowsの起動が異常に遅い。
起動ドライブをSSDに換装してからは、起動待ちを意識しないほど早くなっていた起動が 今回に限って妙に遅い1分・・・2分くらいは待ったかな?
違和感と嫌な胸騒ぎの中、Windows起動中のロゴを見ると なんだかいつもと違う??
WindowsXPが起動してるーーーー!!!www
新手のウィルスか? と一瞬焦るも、思考を巡らせて考える。
SSDに換装した際、旧起動用HDDのデータは利用するつもりだったのでつないでいた。
いずれOS領域はフォーマットする予定だったが、いまだにそのまま残していたなと。
BIOSの起動シーケンスからは除外していたハズなのに なぜか無理やり探し出してまで起動を始めたらしい。
このまま起動させると、後々変なことになりそうな気がしたので 危険だけどリセットボタンで強制再起動。その後、BIOSで状況を確認。
BIOSでSSDが認識されていない
BIOS設定で確認する限り、CPU メモリーなどの認識は大丈夫そう。
ドライブ情報をみてみると、SSDだけ認識されていない 😡
あぁ・・・これがよく言われている、SSDの突然死というやつなのか? と、SSDの新調を考えたのだが、よく考えるとまだ3年目だよなぁ。
さすがに3年で寿命は早すぎ内科医?
やれる作業を行う
こういう時に複数PCがあると助かる。
SSDの寿命を調べる
とりあえず仕事用PCで色々と調べてみると、SSDの寿命は平均5年以上 とある。
さらに、最新になるほど寿命は延びているらしい。
SSDの寿命は主に、書き込み回数が影響します。SSDは、データを書き込む為に電圧を掛けるのですがその動作が半導体素子に徐々にダメージを与えるので限界を迎えると内部データを正しく保持できなくなるのです。
その寿命の目安が、実験結果では「おおよそ700~1000TB分の書き換え」といわれています。
(実際の使用では、経年劣化と書き込み劣化が同時進行なので 寿命はもっと短いです)
SSD導入時に調べた際に、
- SSDは空き容量を多めに運用すると寿命は延びる。
- ブラウザのキャッシュはHDDに移動すると良い
みたいな記事を見つけていたので、実行していたはず。
実際、SSDはほぼOS専用領域にしてあるので、空き容量は半分以上(総容量111GBの内空き容量60GB程度)残してある。
以上の事から、まだ寿命ではない可能性は高いのでPCのメンテナンスを行おうと思う。
PCのメンテナンス
そういえば、PC内部の掃除を1年以上サボってたような。
確かに最近ちょっとした動作でもPCのファンが高回転してるよな~ とは思ってたんだ。
PC開けてみると、しっかりホコリが積ってました。そりゃファンも全開運転するよね。
ホコリを飛ばし、SSDの端子を一度外して付け直し。
その後、すぐにコンセントに接続せず しばらく放置(6時間くらい)して 自然放電を促してみる。
色々と検索する中で、PCのコンセントを抜いてしばらく自然放電することで SSDの認識が復活したという実例が上がっていたので、復活の可能性の1つとして実践してみました。
起動を試す
大した作業はしていないので、半分諦めの気持ちで PC起動⇒BIOS設定を確認すると・・・
!
!!!!!!!!!!!
無事にSSD認識されてたーーーーーーーーー!!!
あとは、中身のデータがどうなっているか?
恐る恐る起動をしてみると、、、認識不良なにそれ? ってほどあっさり今まで通りのWindows7が起動されました。
結果
結局の所、寿命や故障ではなかったようで SSDの認識不良⇒復活後10日程度使用していますが至って普通に動作してます。
行ったメンテナンスの結果から原因を推測すると
- 多量のホコリでの熱暴走
- 何かの原因での帯電による動作不良
- 端子の接続不良
ってところですかね?
各ディスクドライブの現状を確認
寿命や、現状を把握する為に ハードディスクの健康状態をチェックするツール「CrystalDiskInfo」を利用して「S.M.A.R.T.情報」をチェックしてみる。
S.M.A.R.T. チェックツールの中でも「CrystalDiskInfo」は、シンプルなUIで情報をチェックしやすくUSB外付けHDDや、SSDにも対応していたりと コレ1つで万能的に診断できます。
また、CrystalDiskInfoではGoogleの調査に基づいた診断基準を採用しており、信頼性が高い。とも言われており 現状を把握するのに最適です。
SSDの状況
総書込量(NAND)が約32TBもありますね。結構な書き込みが行われている感じ?
ですが、メディア消耗指数としては 94なので それほど消耗してるわけでもないのかなぁ
使用期間は3年程度
HDD1の状況
HDDの寿命は時間だけだと1万時間~2万時間 などと言われてますね。
ただし、HDDの場合は 温度や湿度などの環境の影響や、個体差の影響も大きいので逝く時はいつでも逝きます。
SSDと同時に購入した物ですが、使用時間が10307時間 と もう壊れてもおかしくない領域に突入してる感じ。
ただ、個人的には 高寿命を考えて 5400rpmと 回転速度が遅く、発熱量も抑える方向でこのHDDを選択してるので、まだまだ生き延びて欲しいんですよね。
HDD2の状況
PC購入時に付いてたHDDなので、、、使用年数はそろそろ9年ですかね。
使用時間は驚きの42520時間。
もういつ壊れても文句は言えない状態。
ま、それも考慮にいれて このHDDは消えても諦めのつくデータがメイン。
暇をみて、要らないデータは一応整理したのですが、今回を機にもう一度中身を見直す予定。
起動ディスクをSSDに変更して3年が経過してもXPの入ってたOS領域をそのままに残してる時点で、まだ必要なものが残ってる可能性もあるので、早めに整理しておこうと思う。
HDD3の状況
前のPCから、データの吸出しする為に繋いでたHDD
接続形態をみるといかに古いかわかる、パラレルATA で繋いでますからね。
調べてみると、このHDDは2003年製。
実に14年も使い続けている事になる。
使用時間は 54600時間。
このHDDも、アプリやゲームのインストーラーの保存や一時的な展開作業などに使っているだけなので 壊れても大丈夫。
もとより、160GBしかないので それほどガッツリ使う容量でもないしね。
面白い事実に気づく
「CrystalDiskInfo」で確認してみて気づいたのですが、HDDの温度が 最新機器になるにつれて抑えられているということ。
キレイにHDDの年代順に温度が減っている。
最近では、HDDはもう古いと言われ始めてますが、温度の差をみるとHDDも確実に改良が重ねられて進化してた事実を目の当たりに出来ます。
そして、面白いことに 同じ年代のHDDとSSDでは SSDの方が温度が高い事。
起動して10分くらいで、1℃の差ですので誤差の可能性もありますが、内部で円盤が回ってるHDDの方がSSDよりも温度が低いのはかなりの驚きです。
今後の対策など
一応、データーで見る限り、寿命の観点から考えると大丈夫っぽい。
これを機に、重要なデータのバックアップをしようと思う(思う)。
ホント、すべきなんだけど こうやって無事動いてると あとでいいやと思っちゃうんだよね。
まとめ
SSDは無事だったけど、現在私用として使っているこのパソコンは 今年で9年目なんだよね・・・
メモリ増設したり、SSD積んだり、グラフィックボード変えたりと ちょくちょく手入れをしてるのであまりパワー不足は感じていないんだけど、次のパソコンを考える時期だと思う。
9年も現役で使えるとか、いかにハード的な進化が鈍っているのかを実感できるよね。
とはいえ、さすがにそろそろマザーボードや電源辺りの寿命が来てもおかしくない時期なので、少しずつ 次期パソコンのパーツ選定を始めようと思ってます。
これまで3台くらい自作PCの組立はしてきましたが、俗に言う「パソコン好き」のような細かい知識はもってませんし、最新パーツを取り付けてベンチマークで比較して楽しむような事はほとんどしないタイプです。
パソコンが必要になった時に、その時の旬な情報を調べて 2番手、3番手くらいの「コスト」と「性能」のバランスが良いパーツをチョイスして、「安定」「省電力」「低発熱」でありながら「ゲームにも困らない性能」を発揮できるような、長期間安定動作するパソコンを組立てるタイプの人間です。
ついでに、規格や仕様などもパーツ選定に必要な浅めのレベルで解説しながらパーツ選定をする予定
(私自身の知識もすでに9年前&もうほとんど覚えていない)
ですので、
スマホから インターネットやゲームに嵌って
「そろそろパソコンも使ってみたいなぁ」
と思っている、ミドル~ミドルハイスペック辺りを検討中の人に参考となるような記事にしていこうと思ってます。