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Postfixでのメール転送設定をしてみた

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投稿日:

今回の内容は、 「aliasesって便利そう」 からの続きになります。

VPSを借りてドメインを取得したということは、メールアドレスを無限に作成できるということになります。
しかし、実際作成しようと思った所 メールアドレスのユーザー名=サーバー内のユーザー なので、安易にユーザーを作成するとパスワードの管理が大変になってきます。

更に、メールの閲覧は完全webメールで対応する予定なので 数が増えるとwebメールへのログイン作業も面倒なことになります。

そこで、メールの転送を利用してみる。

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メール転送の利点

1.実ユーザーの作成が不要

外部へ公表するメールアドレスは、いわば仮のユーザーなので サーバー内にユーザーとして作成する必要はありません。
その為、ログイン作業やパスワードの管理から開放されます。

2.実在するメールアドレスを隠蔽できる

転送設定したメールアドレスだけを使用すれば、実在するメールアドレスは知られる事はないので 実メールアドレスがスパムメールの対象になる事を避けられる。

3.ユーザー名の追加・削除が容易

設定ファイルに入力するだけで良いので、ユーザーの追加・削除が容易。
迷惑メールが来るようなら即削除!

4.外部のメールアドレスへの転送設定も可能

契約してるISPのメールアドレスや、gmailへの転送も可能なので 重要なメールはコピーの保存をしたり、早急な対応が必要になりそうなメールはgmailへも転送してスマホで通知を受け取る事も可能。

転送メールの設定方法

メールの転送はエイリアスファイルユーザー名転送先のメールアドレスを記載することで可能となります。

エイリアスファイルへ設定

エイリアスファイル( aliases ) は通常 /etc/aliases に存在しています。

Postfix の設定によっては別の場所に設定されている場合もあるので、/etc/aliases が無い場合は、Postfixの設定ファイル「main.cf」 を開き 「alias_maps」 パラメーターを確認すれば在りかが判ります。

転送設定の記述方法:

上記の場合
kariuser 宛てに届いたメールを webmastertest02 に転送します。
さらに test02 へ届いたメールを user@hoge.com へ転送します。

よって、最終的にメールが残ってるのは webmaster と user@hoge.com です。
test02には何もも残らない事に注意)
kariuser と test02 は実在しないユーザーでも可)

 

test02にもメールを残す場合は以下のように ユーザー名の前に 「\」(バックスラッシュ) を付けて記述します。

注意!
転送ループが発生しないよう注意。
この場合は、test02が実在するユーザーである必要があります。

 

aliasesファイルをデーターベース化する

Postfixが実際に利用するファイルは /etc/aliases.db の為、転送設定の記述が済んだら、ファイルをデーターベース化する必要があります。

データーベース化したら、「 newaliases 」コマンドで、Postfixに反映させます。

自サーバーの設定

というわけで、自サーバーでは以下のように設定してみました。

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webmaster1@ドメイン1 は、仕事用&重要度の高い連絡用に使用。
それに関連する追加メールが発生したら、aliasへユーザー名を追加して転送して使う。
重要度高いので、GmailISPメールへも転送して 受信通知コピー保存もする転送体系

webmaster2@ドメイン2 は、ブログ関連や通知だけは必要そうな転送体系。

log監視用は、vspだけに残し、通知もなし。
何かのサービス等に登録するときは、aliasにユーザーを追加してこちらに転送予定。

ポイント
複数ドメインで運用してますが、メールの設定で、バーチャルメールボックスを設定しなかったので実メール・alias 共に、実際はどちらのドメイン(@以下の部分)でも利用できちゃいます。
なので、ユーザー名はすべてにおいて重複が無いように名前付けが必要。

 

まとめ

メールアドレスを簡単に作れる状況と、転送設定も完成したので ちょっとやってみたいことが有ったりします。

色々なサービスで、メール・ID・パスワード で登録しますよね。
大抵は、メールアドレスは同じ

そのせいで、いつのまにかスパムメールが届くようになってて どのサービスからメールアドレスが漏れてるのか気になったりしませんか?

メールアドレスが無限に作れるので、今後 1サービス 1メールアドレス にしてみてどのサービスで情報流出が発生してるのか検証してみようと思ってます。
とはいえ、ゲームやネットサービス関連で100以上は余裕で登録してる状況。1つ1つメールアドレスを変更していくのは結構大変

余裕のあるとき、少しずつ作業して 危険なサービス一覧!みたいなのを作成してみたいと思います。

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