弱者保護について考える – 気になる備忘録

とある優先についての記事。
これを読んで、みなさんどう思いますかね？

「これは優先エレベーターです。誰か降りて」ベビーカーママの訴えに意見分かれる

それは、投稿者がデパート上階で昼食をとろうとエレベーターに乗っていた時のこと。エレベーターは満員で、ギュウギュウ状態のまま上階に上がっていった。少しして扉が開くと、大きなベビーカー連れの女性が待っていた。女性は「詰めてください」と言ったが、すでに満員で詰めることができない乗客。無理に入り込もうとするも、女性の体の半分すら入らない。すると次の瞬間、女性は大きな声で

「これはベビーカー優先エレベーターです。誰か降りて」
と怒り、乗客全員を睨みつけたという。

乗客は無言で、そのうち誰かが閉じるボタンを押してエレベーターは上がっていった。女性の態度に唖然としながら投稿者はこう考えた。「人を降ろしてまでも乗る事が優先ということなのか」。

「平日のデパートの昼、人を降ろしてまでも乗らなければならない緊急性があるとは思えません。『申し訳ありませんが』の一言もなく、人を降ろして当然という態度でした」
この投稿には多数のコメントが集まった。集まった意見の中には「事情はどうあれ、『譲ってもらって当然！誰か降りろ！』という態度をとった母親がダメ」「私もその場にいたら、そんな母親は無視します」などと、女性の態度に問題があるという声がチラホラ。中には、

「『降りて』ってずいぶん上からですねぇ。『ベビーカー様だ、どけ』思考？」
という厳しい声も。確かに「降りて」とは命令口調である。また、女性の口調や態度以前に、先に乗っている人を降ろしてまで乗り込むことに異議を唱える声も。

・・・（以下略、全文は引用元へ）

引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/12884481/

議論全文掲示板：http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2017/0322/798063.htm

そもそもが、こういう「優先」や「ゆずりあい」が掲示してある理由は、「身体的に劣ってる」が「自らアピール出来ない」人達が居る事を周知・理解してもらう、周囲へ配慮を促し協力を求める為の物だと思うんですよね。

それに同意した人の「善意」や「やさしさ」で成り立っている。ものだと思うんですよね。

なのに、「ゆずられる人」が制度を利用して「善意」を周りに強要し始めたらダメだと思うんだよ。引用元にある発言

「これはベビーカー優先エレベーターです。誰か降りて」

こんな事言った時点で、当人は保護対象を放棄したようなものだし　もっと言うとすでに「上の立場」からの発言になっちゃってる。
いつまでの乗れないイライラがあったのかも？とは推測できるけど、善意の制度に対して他人を強要するような要求は絶対にしてはダメだと思うんだ。

こういう人達は、ほんとごく一部だろうとは思うけど　制度に便乗して強者ぶる行為だけはやめようね。と思う。

そして、発言小町　でよく書かれているけど譲らなかった人達が悪い　といった発言。
なんか勘違いしてない？
譲らなかったとしても悪いわけではないんですよ。譲る人が良い人なだけですよ。

良いの対極を悪い　と決めつける人のなんと多い事か。善意や配慮が希薄な人が悪いのではなくそれが普通。譲らない人へ悪態をつかず、譲った人への喝采だけにすべき事。
こうやって、掲示板などで　ゆずらない＝悪　といったおかしな風潮や意見が世に露呈しすぎて本来の制度やあたりまえ　が湾曲されて世に浸透してるんだなぁと感じた。

同じような揉め事として最近よくみるのが、店の店員に対して
「お客様は神様だろ！！」
と、過剰なサービスや謝罪を要求するパターン。

要求を強要した時点で、すでに客じゃなくクレーマーなんだし、そもそもが「お客が神様」なんていうのは、店側が対応する際の心得なだけで　客が縦横無尽に振舞う為の言葉ではないんだしね。

他にも、近所トラブルなんかである
「子供がやった事だから・・・」
これも、最近よくみる事例では加害者側が使ってるパターン。

もうね、アホかと！バカかと！アボガド！！！！！

この言葉は、被害者側が加害者側をしかたなく許す場合に　お情けを与える物。そして、今後同じような事をしないようにしっかり指導・監視をしてくださいね。という事を伝える為の言葉なんですよ。

加害者が免罪符で使っていい言葉じゃないんだからね。

ちょっと前に流行った、「モンスターペアレント」なども同系列の問題だろうね。